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zoom RSS どれが本物?“ペルーアルタム”

<<   作成日時 : 2017/03/07 00:14  

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ワイルドディスカスとエンゼルフィッシュは私、nickが30年以上もの長きに渡りライフワークとして続けて来たカテゴリなのですが・・・
アクアリゥム先進国のヨーロッパ諸国では古くより産地への拘り云々が常に語られて来ました。
そこには“大自然からの素晴らしい贈り物”を水槽へ持ち込み楽しませてもらっている我々アクアリストとして「いつしか必要な時が来たならその子孫達を自然界へ里帰りさせることが使命であり自然への恩返し」との考えが基礎として存在します。
だからこそアクアリゥム界に産地に拘り純粋な遺伝子を維持するという考え方が定着したのですが悲しきかなその拘りに便乗して儲けようとする輩も現れます。
正体不明のタンクブリード個体に人気産地の名前を付けて“小遣い稼ぎ”で販売するのは勝手ですが自然界へ里帰りさせるべき子孫達が正体不明の雑種では自然破壊になりかねないばかりか詐欺行為という立派な犯罪であることに気付いてほしいのです。

最近は専門店が軒並み閉店してワイルドディスカスブームが沈下状態?
それに影響されたのかディスカスより身近な存在であるワイルドエンゼルが脚光を浴びつつあるのは嬉しい限りですが反面、「マジかいな?」と目を疑う妙なワイルドエンゼルが市場に出回っていて精神衛生上、非常によろしくない
そのひとつを例に挙げておくことにします。

近年の野生熱帯魚集荷能力の向上により様々な産地のワイルドエンゼルが紹介されるようになったなか、私が最も衝撃を受けた存在が“ペルーアルタムエンゼル”なる地域変異個体群。
本家オリノコアルタム似の‘ひょっとこ顔’で各鰭がシュッと伸びるイケメンフォルム。
そして極めつけは体側にロイヤルグリーンディスカスの様なレッドスポットが!!
(実際はブラックスポットなんですが・・・)
当然、注目の新産地エンゼルとして話題となったのはよいのですがややこしいのは同じインボイスでスカラレタイプのエンゼルも入ってくる事実。
真相はアルタム似エンゼルはリオ・ナナイの上流側に生息しイキトス周辺からソリモエス本流側にスカラレが生息するらしく以前はどちらも“ペルビアンスカラレ”として出荷されていたそうです。
最近ではアルタム似にはリオ・ナナイ産と付されていることが多くこれを輸入業者が“ペルーアルタム”として市場へ投入したわけです。
ところが意外なほどのペルーアルタム人気にペルー産エンゼル=ペルーアルタムにしてしまえば売りやすい的な流れで・・・

ともあれ幸い私の手元に“本物”の画像が残っていますので公開しておきます。
よ〜くご覧になってよ〜く覚えて下さいね。
画像

これが本物“ペルーアルタム”です。
画像は幼魚で成魚では更にアルタムっぽくなって頬部を中心にライトブルーの発色を見せます。
アルタムと呼ぶくらいですから間違っても頭がデコッパチになって肩部を中心にパウダーブルーが入ったりしませんから(笑)
画像

こちらが“ペルースカラレ”です。
ソリモエス中流〜下流側スカラレとペルーアルタムの中間的個体群だと思っています。
それなりにカッコイイ。

最後に業界の裏話しを。
昨シーズンの話しですがコロンビアから“スカラレエンゼル”なる幼魚がまとまった数、輸入されたのですが見てビックリ!!
普通のエンゼルの中に改良品種のゼブラエンゼルやヴェールテールエンゼル、中にはアルビノエンゼルまで混じっているのです。
確かにインボイスにはWildとは記されていませんでしたからね。
はたして、地球の裏側から高い経費をかけて輸入された“安物”を輸入業者はどうやって市場へ流通させたのでしょうか・・・

知っているだけに危機感を感じずにはいられません。

少なくとも上海錦魚園が販売するワイルド個体は出所が明確で入手経路が遡れる個体しか扱いませんのでご安心下さい。

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